1987-08-27 第109回国会 参議院 農林水産委員会 第4号
ところが、その外国大豆と国内大豆とのまた内容の比較からしますと、日本の大豆が栄養あるいは健康の面からもはるかにいいと言われておるわけなんですね。 それならば、ますます国内自給を高めていってこそこれにマッチする、国民要求にこたえていくわけでありますが、その国内産量が減少の一方、ところが、総需要量は増加しつつあるというこの矛盾ですね。
ところが、その外国大豆と国内大豆とのまた内容の比較からしますと、日本の大豆が栄養あるいは健康の面からもはるかにいいと言われておるわけなんですね。 それならば、ますます国内自給を高めていってこそこれにマッチする、国民要求にこたえていくわけでありますが、その国内産量が減少の一方、ところが、総需要量は増加しつつあるというこの矛盾ですね。
○藤原房雄君 そのことについても、こういう価格決定の段階になっていろんなことを言い出すので、いろいろ反論したいことがございますが、時間がありませんからあれですが、国産大豆と外国大豆との品質の比較、こういうことについてことしの食糧管理月報二月号に大豆供給安定協会の土屋さんという人の論文が出ているんですが、「国産ダイズは物理的・化学的組成の何れの点からみても、食品用にふさわしい品質適性をもち各用途への汎用性
ほんとうに合理化された形において反収の増加をするとか品質の改良をするとかいうことでなければ、いつまでもいつまでも外国大豆に圧迫されるわけです。そういう方面に新しい大豆生産に対する指導がなされ、研究助成がされるというところに、私は大きな観点があると思う。しかしながら、その点は今後における輸入される大豆の価格の見合いもございましょう。
すなわち麦予算は国内麦価格引き下げと買い入れ制限を実現するための費用、大豆のAA制予算は、国内大豆を値上げし、外国大豆を自由化しようとするための予算なのであります。また、日本農業の唯一の成長部門として最も資金を要する畜産物の価格安定対策がたった五億円とは、ジェット機の二機分にも当たらないのであります。
すなわち、麦予算は国内麦の価格引き下げと買い入れ制限を実現するための費用、大豆のAA制予算は国内大豆を値上げし外国大豆を自由化しようとするための予算なのであります。また、日本農業の唯一の成長部門として最も資金を要する畜産物の価格安定対策がたった五億円とは、ジェット機二機分にも当たらないのであります。
国内大豆と外国大豆をというふにした場合は、国内大豆の方がとうふとしては価値が高いといわれておる、国内産の大豆は脂肪が少ない。とうふの場合は、そんなに脂肪が必要でないが、油にする場合は、脂肪率が商い力が非常に価値が高いわけです。とうふの場合は、どうせ脂肪を流してしまうわけですから、そんなに高くする必要はない。そうして、とうふの場合は、国内産の方が歩どまりがいいから、国内産の大豆を使いたがる。
お話のように、外国大豆を輸入する前に、まず国産大豆を使うべきじゃないかというお話、もっともであります。大部分の三十五年産の大豆は取り引きされて、売れております。残されたものは、聞くところによると五万トン程度、これらについては、今申しました搾油用とかいうものについては品質的に向かない、そういうものが当然国民の必要量としてやはり要求されている。
この約五万トンの全販連の手持ち大豆についていかなる措置をとるかということが一つと、ただいま芳賀委員御指摘のように、過去においてどういう措置をとったかというのがもう一点あるわけですが、過去におきましては、先ほど来お触れになりましたように、安い外国産大豆が無定見に入ってきますと、国産大豆の価格がそれだけ割安になりますので、外国大豆を入れます際には、国産大豆と全大豆の需給関係並びに価格の関係を見合いながら
何となれば、自由化をいたしますると、ただいまの国際相場では、これはもうほとんど例外なしに、なかんずく大豆についてはほとんど確定的でございまするけれども、輸入大豆の方が相場が安く、しかも流通量は国産大豆の数倍のものが入ってくるわけでございますから、従って、国産大豆の価格というものは、これはいやでも外国大豆の相場に左右をされて、外国産大豆並みの価格に国産大豆は下がっていくだろう、そういたしますると、従来
そうすると、とりあえず恒久対策と応急対策という所見なんですが、それはけっこうなんですが、その場合ですよ、今の大豆輸入に対しましては、結局割当をしないということになれば、一応これは大蔵省、通産省との関係もあることでございますが、今後外国大豆についてはAA制にしていくのか、その点を一つ今の考え方を、どちらの大臣でもよろしゅうございますから、お答えを願います。
それから、第二案は、それとは全く逆な考え方でございまするが、一〇%の関税、それは据え置きといたしまして、そうして据え置きでありますから、外国大豆は今一俵二千四百円で入ってきますが、それに現在一割の関税がかかるのですから二千六百円くらいになるわけですね。
大豆につきましても、今価格のお話がありまするが、これは大体百万トン出回るわけですね、そのうち八十万トンが外国大豆、それから二十万トンが国産大豆なんです。その二十万トンについて価格支持をしよう、こういうことなんです。
それから、大豆の輸入につきまして、ただいまの関税や課徴金をとっては困るという製油業界からの圧力かあるではないかというようなお話でございますが、製油業者は、大体豆を使って、菜種も使いますが、豆の場合におきましては約八〇%くらい外国大豆を使うわけでございます。
最後に、十七ページの方に出ております大豆二十万トンは、これはえさ用大豆でございまして、外国大豆を輸入いたしまして、これをえさ用として配給する、その数字でございます。
そういう国産大豆の増産傾向があるということ、それから、御承知のように、近時国内の油の消費の増加に即応いたしまして年々外国大豆の輸入が大幅に増加をしておるのでございます。
その中へ、それぞれの原価計算として入っておるわけでございまして、外国大豆と国産大豆とでは、おのずからそこに価格差が出ておりまするが、その原価に基きましてそれぞれの製品の生産なり販売が行われておるという実態になっておると考えております。
○国務大臣(井出一太郎君) 価格支持の問題は、農産物価格安定法にこれを入れまして、そうして外国大豆等に十分対抗し得るような措置を講ずる次第と相なっております。それから関税の問題も、一〇%でありましたか、付加する、こういうことでありまして、残るところは輸入方式の問題でございますが、これらも実情を勘案いたしまして対処するつもりでございます。
先ほど岡委員の御指摘ありました通り、かつては相当高い値で売れておったわけでありますが、最近外国大豆との関連において、大体一俵三千円程度のところがあるいは三千円以下まで落ちたのでありますが、最近少し値上りいたしまして、一俵三千二百円ぐらいになっておりますが、そういうようなこともございますが、まあ価格の高騰をなるべく押えまして、一定の価格で安定させるということは望ましいと思います。
当時二万円以上の開きが国産大豆と外国大豆との間にあったのでありますが、去年あたり国産大豆の豊作の結果、国産大豆が非常に値下りをいたしました関係から、その値差が相当縮まって参っております。現在すでに一万円程度の差に縮まっておるのではないかと思います。
それから外国大豆の割り振りが丸大豆の輸入業者に相当多く割り当てられたということもあるのじゃないかと思いますが、そういうようなことによって非常に国内大豆の値下りをいたしました。ほとんど国内大豆の競合関係は、価格の面におきましても、御指摘のように、三千円を割るようなことになりまして、非常な重大な問題になって参ったのであります。
結局これは政府の無定見な外国大豆の輸入計画あるいはその輸入の具体的方法というものが、国内の大豆を暴落せしめた重大なる原因を作っておるということは、これは両局長も認めておられると思うのであります。